KEIO ACLS Popularizing
and Promoting Association
(KAPPA)
KAPPAは日本救急医学会認定のICLS講習会を開催できる、救命救急普及を目的にした慶應義塾の公認団体です。ICLSとは二次救命処置のことで、自動車教習や1年生の時に習うBLSとは異なり、病院など医療施設において医療従事者のチームによって行われる心肺蘇生法です。KAPPAではICLS講習会を年に3−4回開催する他、各学部や一貫校の学生を対象としたBLS講習会に指導者として参加するなど、救命救急の普及に日々力を注いでいます。
ABOUT US
KAPPAは医療従事者を対象とした高度な救命処置法であるACLS (Advanced Cardiovascular Life Support)のうち、心停止範囲のみを対象にしたICLS (Immediate Cardiac Life Support) についての講習会を年に3−4回の頻度で開催し、救命救急の普及活動を行っています。 心肺蘇生に陥った人の生存率は1分につき10%ずつ低下していくと言われています。目の前で人が倒れて心肺停止になったとき、救急隊が到着するまでの間、そこに居合わせたあなたが、蘇生法を適切に施せるかどうかがその人の生存を大きく左右します。適切な蘇生法を施すことができれば、その生存率は50%以上にも向上すると言われています。 ICLS講習会では、医学部・看護医療学部・薬学部の学生に対して、事前の知識が一切なくても、講習会が終わる頃には救命活動ができるようになっているように、丁寧に指導します。 また、ICLS講習会を開催するというメインの活動の他に、各学部の1年生や付属校の授業の一環として行うBLS講習会に指導者として参加したり、慶應義塾を卒業した塾員たちが集う連合三田会大会において、子どもたち向けに医療体験ブースを開いたりといった活動を行っています。KAPPAではこれらの活動を通して救命救急の普及を図り、救える命を増やすために奮闘しています。 入部は医学部4年生以上、薬学部3年生以上、看護医療学部3年生以上を基本としています。
WHAT WE DO
通常練習
水曜日の17:30から信濃町キャンパスにおいて、ICLS講習会などの体外イベントでの指導の練習を行っています。わかりやすい説明をできるように部員同士で意見し合いながら、同時に自分たちも正しく蘇生処置を行えるように練習しています。
ICLS講習会
医学部、薬学部、看護医療学部の学生から受講生を募り(最大18名程度)、ICLSの基本から1日かけて指導を行います。実際の救命蘇生の現場でいち早く動けるように、一方通行の講義ではなく、身体を動かしながら救命処置法を身につけることをコンセプトとしています。
学部授業、一貫校、連合三田会における指導
昨年は薬学部1年生に向けたBLS講習会、看護医療学部の選択授業で行われたICLS講習会、連合三田会大会の医療体験ブースに指導者として参加しました。感染症拡大以前には女子高のBLS講習会や他院の医師向けのICLS講習会も担当していました。内容は社会情勢により変化します。