出金伝票の作成方法
出金伝票は、団体が行った支出の詳細を確認するためのものです。支出を証明する書類はすべて出金伝票に貼付し、必要事項を記入していただきます。このページでは、出金伝票の詳細な作成方法及び注意点についてご案内しています。
記入事項の一部は、貼付する書類からだけでは判別できないこともありますので、支出を行った者が出金伝票まで作成することをお勧めします。
本ページの内容は、団体構成員への周知徹底をお願い致します。
《作成の際の注意点》
-
出金伝票はA4で印刷し、ボールペン等の消えない筆記具で記入してください
-
領収証発行日(後述の内容を参照)が当該会計年度内となる支出のみ計上してください
-
記入欄の訂正には捺印(代表・財務責任者・内部監査・団体印の4つの内いずれかの印のみ)が必要です
-
添付書類を出金伝票オモテ面の指定欄に糊で貼付してください
-
添付書類の内容を正しく判別できる(印字などが消えていない)ようにしてください
-
出金の記録は一つでも、支出の時期が複数存在する場合は、支出の時期ごとに分けて出金伝票を作成してください
1. 出金伝票番号
出金伝票を領収証発行日順に並べた後に、ファイリング・管理用の通し番号を記入します。財務責任者が会計期末に記入するため、他の方は記入しないでください。(独自財源会計と交付金会計で、通し番号を区別してください)
2. 領収証貼付欄
支出を証明する書類を糊で貼付します。記入欄に重なる場合は、適宜書類を折り曲げ、記入欄と重ならないようにしてください。複数の書類を貼付しなければならない場合を除き、1枚の出金伝票には1枚の領収証を貼付してください。また、裏面には貼付しないでください。
※1枚の領収証に2つ以上の品目が混在している場合は、品目ごとに出金伝票を作成してください。その際、出金伝票の一方には領収証の原本を、他方にはコピーを貼付し、それぞれに品目別の合計金額を記入してください。
◉領収証について
領収証は、発行者(購入先の店舗など)が、いつ、どのような団体や個人(所属団体の構成員)に、どのような名目で、いくら金銭のやりとりを行ったのかを明確にする証書です。そのため、金銭を支払った団体(宛名)と発行者の名称や所在、金額、名目(但し書き)を確実に判別できるようにしてください。
宛名(団体名)
「慶應義塾大学○○委員会」など、「慶應義塾大学」の団体と判別できるように記載してください。
団体名のみでは監査時には減点の対象になります。
※「慶応義塾」は不可です。「應」の字は必ず旧字で表記してください。
※団体の略称が書かれたものは不適当とみなします。必ず、団体の正式名称を記載してください。
※慶應義塾生活協同組合が発行する領収証に関してのみ、宛名に「慶應義塾大学」が付いていなくても構いません。
※個人名や上様などと書かれている領収証は原則認めません。
やむを得ず個人名で支出する際は、その旨を出金伝票の補足欄などに記入してください。
※駐車場利用代、高速道路の通行代、Amazon.co.jp での物品の購入代、交通系 IC カードのチャージ 代、タクシーの乗車代
など、宛名を記入してもらえない領収証や自ら宛名を記入しなければならない領収証は、宛名を記入せず出金伝票の補
足欄にその旨を記述してください。
但し書き
「ボールペン(5 本)代」「装飾用布2 m代」などと、「何」を「いくつ」買ったのかを記載してください。
「お品代」や「文具代」などでは不明瞭です。混雑時でも、相手方に必ず書いてもらってください。
自分で書き足した場合は、出金証明になり得ないため、減点対象となります。
※複数の品目を購入したために領収証の余白に但し書きが書き切れない場合は、代わりに、出金伝票の補足欄へ具体的な品目をすべて記入するか、購入品目の明細などを領収証と一緒に出金伝票へ貼付する事で対応しても構いません。その際は、領収証の但し書きは「食品代」や「文具代」などとしてください(「お品代」は内容不明瞭のため、いかなる場合でも認められません)。
3. 申請者名
支払い(立替えを含む)を行った人の名前を記入します。
※代金引換で物品を購入した場合
物品の受取人と申請者名が一致している必要があります。
※クレジットカード・個人の銀行口座を利用して支出を行った場合
クレジットカード・銀行口座の名義人と申請者名が一致している必要があります。
→ 名義人と申請者が異なる際は、両者の関係を補足欄に記入してください
4. 領収証発行日
店頭にて現金で支払いをした場合、領収証に記載されている発行日を記入します。
※再発行の場合
再発行日を記入します。
※クレジットカードを利用した場合
後日クレジットカード会社から発行される利用明細に記載されている「ご利用日」を記入します。
「引き落とし日」や「利用明細の発行日」ではありませんのでご注意ください。
※請求書に対して口座から送金する形で支出を行って、領収証が発行されない場合
元の取引自体の領収証発行日:利用明細の発行日
振込手数料分の領収証発行日:利用明細の発行日 を記入します。
5. 支払先
支払先の名称を以下の基準に沿って記入してください。
以下、出金伝票に貼付する支出の証明書類を「領収証」と呼称します。
※ 領収証等に法人名が正式名称で記載がされている場合
その法人名を記載してください。
※ 領収証等に法人名の記載がない場合
領収証等に記載のある「ブランド名」や「商標」を記載してください。
※ただし、いずれの場合においても、「店名(日吉店など)」は記載しないでください。
記入例 (領収証等に記載されている内容を「」内に、その場合の出金伝票での表記を右に記します)
-
「セブンイレブン 日吉中央通り店」→ セブンイレブン
-
「株式会社すかいらーくレストラン S ガスト日吉店」→ 株式会社すかいらーくレストランツ
-
「DAISO 日吉東急店」→ DAISO
-
「株式会社大創産業 ダイソー武蔵小杉店」→ 株式会社大創産業
-
「LAWSON 慶應日吉店」→ LAWSON
-
「東急電鉄株式会社 日吉駅」→ 東急電鉄株式会社
-
「横浜市○○課」→ 横浜市
-
「NTT 東日本」および「東日本電信電話株式会社」→ 東日本電信電話株式会社
-
「JR 東日本」および「東日本旅客鉄道株式会社」→東日本旅客鉄道株式会社
6. 金額
支出金額を記入します。
※医療費については、医療給付での自己負担額分の支出しか認められません。
その他、実際の支出金額と領収証の金額が異なる場合は補足欄に理由を記入してください。
※キャッシュレス還元がある場合
還元後の「実際に支出された額」を「金額」欄に記載してください。
これは個人のクレジットカ ードで支出を行った際も当てはまります。
500 円の支払いに対し 4 円の還元があり、実際に購入者から支出されたのは 496 円の場合は、 496 円としてください。
7. 補足
前述の他の欄の内容に応じて、必要な事項を記入します。
支払先・支払人・金額・支出内容・支出目 的に関わる事で、監査の際に考慮が必要と思われる事項を忘れずに記入してください。
※貼付した書類の但し書きだけでは支出内容が不明瞭である場合
「何をいくつ買ったか」を明確に記入してください(単位を忘れずに記入してください)。
※クレジットカード・銀行口座、代金引換を使用して支出を行い、手数料が発生した場合
元の取引に関する出金伝票と手数料分の出金伝票との対応関係(番号)を記入してください。
物品の出金伝票には「振込手数料は No.16 で処理」、手数料の出金伝票には「No.15 の手数料分」と双方に対応関係を
記載してください。
8. 特別支出許可番号
特別に指示があった場合はこちらに記載してください。
9. 使用目的
支出内容に関して、その合理的な使用目的を記入します。
何に際して支出したのかがわかるように、下記の例に従って記入してください。
良い例:「〇〇県で行われるOBOG会に出席するため」、「慶早戦の応援に使用する物品の運搬を行うため」など
悪い例:「交通費として」、「給油代として」、「昼食費として」など
※使用目的欄は、領収証から読み取れる、交通費や給油代といった項目ではなく、どのイベントの 参加にかかった費用なのか、あるいはどの活動に使用しているのかがわかることが肝要です。 そのため、悪い例で挙げているような「昼食費として」など、領収証を見れば確認できる事項のみを記載された場合は使用目的としては不適切であり、「全塾協議会全体の広報活動のための、 HP ドメイン代」など、領収証だけで読み取ることができない、「何に」際して使用したかを記入することが必要です。